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脱出!

妻です。
今の部屋に引っ越してから10ヵ月が過ぎた。ミーシャも今はもうこの部屋の環境にはすっかり慣れたが、引っ越した当時の落ち着きの無さには、ちょっとストレスがかかった。わたしはどちらかと言うと(神経が太いのか)適応力はある方なので、ミーシャの夜鳴きなどすぐ慣れてしまったが、夫はどちらかと言うと神経質?な質なので毎晩眠れず、「猫に殺される」と、嘆いていた(気がする)。
そんなこんなで1ヵ月ほど過ぎた頃、気が小さくてしつこい性格のミーシャもやっと落ち着きが出て来て、少しはシニア猫っぽくなったかな、と思うようになった。前にいた団地でも、特に玄関の外には感心がないのか怯えているのか、出て行こうとするような仕草はほとんど見せたことがなく、面倒の無い猫だなーと、思っていたのだった。
が、ある平日の休みの日だった。夫は仕事だし、洗濯物でも済ましてしまおうと、玄関先にある洗濯機を回そうと玄関を開けると……。思わず声を飲み込んでしまった。いま足下をサッ!っと通り抜けたのは!? もちろんウチのミーシャだ。飛び出して玄関から1メートルくらいのところで石のように固まってこっちを振り向いていた。え、なに、その真ん丸い目は? 自ら飛び出しといてびっくりしてる!? 訳が分からないような顔をして、なんだどうした!
わたしと目があったその時のミーシャの瞳は、やたらとらんらんとして緑色に反射していた。わたしもミーシャもパニック寸前だった。ミーシャ、その階段は降りるなよ! と目で訴えかけた。引っ越したばかりのこの部屋から外へ出てしまったら、きっと帰って来れない。そう思うと顔がカーッとして来た。そして刺激しないようにしなきゃと、そっと一歩前に出た。が、その瞬間ミーシャは振り返り、その一階への階段を一気に半分駆け降りた。あいかわらず真ん丸い目のまま、また振り向いてこっちを見た。「ミーシャ!」とほとんどささやき声になってミーシャを呼んだが、わたしが階段に足を掛けた所で、また一気に駆け降り、とうとう一階に降りきってしまった。もうそうなるとわたしのほうは冷静ではいられなかった。「ミー!」と言いながら、足音荒く階段を駆け降り、ミーシャを捕まえようとした。すると当然のことながらミーシャは驚き逃げ出した。だがまっすぐには走らなかった。なぜかアパートに沿って回り込んで行った。わたしも焦り、「あっあっあっ!」とかなんとか言いながら追いかけた。ミーシャは途中でまた止まって振り向いたが、やっぱりわたしが恐かったのだと思うが、ますます必死になって逃げた。一階の部屋の前を横切り、また反対側のアパートの端まで来た。すると奴は階段に気づき、駆け上がった。わたしも必死になって追いかけ、階段を駆け上がった。登りきるとミーシャの姿はなかった。ああ、どうしようと思った。が、もしやとも思った。二階のウチの部屋のドアはもちろんそのまま開いていた。玄関までまた走って戻った。ミーシャの姿は見えなかったが、「ミー」と呼んでみた。するとニャー!という元気な返事をしながら、ものすごくフツーにすり寄って来た。抱き上げるとグルグルいっちゃったりなんかして。なんだよやめてよもう、つかれたよーと言いながら、そうやって抱っこしていたが、その時のミーシャの心臓はすごーく速かったのを覚えている。002

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「ペット」カテゴリの記事

コメント

ちょっとグッと胸が熱くなった(>へ<。)
やっぱりみいさんはナンバー1癒し猫です☆

最新みいさんは少し子供っぽく見えました。
相変わらず可愛い・・・
押入れに隠れてるみいさんもマイフォトに入れて欲しいにゃ~

投稿: さち | 2007年3月23日 (金) 23時59分

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